今日はオレの生き方(モットー)のお話をします。オレと飲んだことある人なら、この話聞いたことあるかもしれません。だから、そんな人は「またこの話か」って読み飛ばしてもらってかまいません。

オレの生き方はすごく親父に影響されていると最近つくづく思う。昔から基本的に無口で厳格な父親と、おしゃべりでお節介な母親にオレは育てられました。今は世では珍しいとされる古典的な日本の家庭です。だから、よく父親には怒鳴られたり、叩かれた記憶があります。一番はやはり箸の持ち方でしょうか。箸を持ち始めた当時(何歳だかわからないけど)、楽しい食事とは程遠いものだったように思います。門限だって厳しかった。少しでも遅れようものなら家に入れてくれないんだから。まあ、そんなときは大概母親との交渉で開けてもらったんだけど(笑)だから小さい頃は父親と話すのが怖かった。そして、こんな大人にはなりたくないと思ってた。
でも、最近父親ともお酒を飲み(少しね)いろいろ大人の会話ができるようになってくると、今まで知らなかったことを知り、またオレ父親のようになりたいって思ったり、やっぱオレ父親に似てるわって思います。例えば父親の言葉からですが、「男として生まれたからには男らしく生きる」ですかね。オレの20歳の誕生日。両親からプレゼントもらいました。それまでプレゼントは、まあ自分の欲しいものだったんだけど、20歳は父親が決めたのをくれるということだったんで、楽しみにしていました。それは「皮製の長財布と小銭容れ」でした。父親は大体こんなことを言いました。「今日から一応大人の仲間入りだ。そこで、やっぱり自分(父親)の男としての生き方を分かれとは言わないが、知ってほしかったのでこのプレゼントを贈る。これから男はスーツを着る機会が多くなるが、そんなときサトシにはこの二つを持ってもらいたい。最近の若い人はスーツにも二つ折りの財布をポケットに入れるやつがいる。でもそれは、見る人が見れば仕事ができないやつだって思われるし、大概当たっている。スーツには長財布に札を入れ、小銭容れは別に持つ。そして手には何も持たない。それが、大人の男の魅力だ」ってね。多少お酒が入ってたけど、すごい大事なことだなって俺は思った。

なんか、古いかもかもだけど、オレはこだわりを持って生きていたい。そういうふうに思わせてくれたのは間違いなく父親だからね。他にもあげればきりがないほどありますが、うだうだ書いても読みづらいだけなので、今日はここまで。また機会があれば、お話します。